小林誠司、石川雅規の“プロテクト漏れ”で必要な「対価」とは?“FA人的補償”で巨人とヤクルトに決定的な「相違点」
和田、岩瀬で揉めた負の歴史
球界は年の瀬を迎え、フリーエージェント(FA)権を行使した選手の来季所属先が続々と決まった。ソフトバンクからFAとなった甲斐拓也捕手(32)は巨人、茂木栄五郎内野手(30)はヤクルトをそれぞれ新天地に選んだ。甲斐の今季年俸(推定)は2億1000万円、茂木は同6000万円でともに人的補償が発生する「Bランク」とみられている。巨人、ヤクルトは戦力の根幹を守るための28人のプロテクト枠の選定に頭を悩ませることになる。
FA移籍に伴う人的補償を巡っては、昨オフに山川穂高内野手が西武からソフトバンクにFA移籍した際に和田毅投手がプロテクトから漏れ、西武が獲得を要望しながらも本人が拒否したとして一悶着あった。...