「きれいな人がいるな」「実物も顔が整ってる」 初対面で引かれ合った「競輪界の美男美女カップル」が結婚ウラ話を語る

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プロポーズは糸島で

 23年5月24日、二人はデートで福岡県糸島市へ。直前に不整脈で手術を受けた円佳さんの快気祝いとして、高台のレストランで海鮮料理を楽しんだ。食事後、夫婦岩を眺め、写真も撮って「そろそろ帰ろっか」という彼女の前で、彼は何やらソワソワしている。

 以前、テレビ番組を見ながら「海でプロポーズされるのっていいよね」と彼女が話していたことを覚えており、周りの人が少なくなるのを待っていたのだ。人の気配が途絶える頃、「結婚してくれますか」と指輪のケースを差し出した。

 驚いた円佳さん。「ちょっと待って」と深呼吸して息を整え、「もう一回やって」とリクエスト。幸せをかみ締めて「お願いします」と満面の笑みを見せた。

 吉日が重なった8月4日を入籍日と決め、彼が大阪の岸和田競輪場から帰った後、夜の市役所に届け出た。

 今年春には長男が生まれ、秀浩さんは4代目となるやもしれぬ孫に愛情を注ぐ。

 現在二人が所属する熊本競輪場は16年の熊本地震からようやく復興し、夫婦は地元ならではの熱い声援を今後も背に受けることになる。

 円佳さんの故郷の鹿児島はもちろん、「熊本を盛り上げていきたい」と夫婦の息はピタリ。活躍する両親を、いずれ長男はどんなふうに見つめるか、今から楽しみだ。

週刊新潮 2024年12月19日号掲載

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