「人生に2連敗はない」「食事は全部本番だ」 凱旋帰国中の「今永昇太」が子どもたちに語った“名言”

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 MLB挑戦1年目から15勝3敗とエース級の成績を残したシカゴ・カブスの今永昇太(31)。大活躍のシーズンを終えて「凱旋(がいせん)帰国」の最中、日本の子どもたちの前にその姿を見せた。

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「新人王こそ逃したが、入団1年目の投手として史上初めてベストナインの次点に相当するセカンドチームに選ばれたのもうなずけます。しかも、その授賞式で、チームの応援歌を熱唱して会場を盛り上げるなどし、人気も急上昇中です」

 スポーツ紙記者も絶賛する活躍を見せた今永。12月8日、MLB機構が主催する子どもたちのための野球体験イベント「『PLAY BALL』in SHINJUKU」に講師として参加し、野球未経験の150人の子どもたち全員とキャッチボールするなど熱血指導を行った。ちびっ子以上に興奮していたのは親世代で、今永が移動するたびにその後を追い、わが子ではなく今永の姿をカメラに収めていた。

「投げる哲学者」の異名

 野球教室終了後の質疑応答では、「投げる哲学者」の異名通りの深遠な回答を連発。挑戦について問われると「人生に2連敗はない」。その意味は「挑戦した時点で1勝なので、たとえ失敗しても1勝1敗だから」。

 また「食事は全部本番だ」とも。こちらは「何を食べても自分の体に入ってくる食事に練習はないから」とのこと。子どもの食事を作る親にとってもありがたい格言だ。

 来シーズン日本ではドジャースとの開幕戦が予定されている。すでにチケット争奪戦が繰り広げられているこの大舞台、大谷翔平との対決が実現すれば尋常ではない盛り上がりを見せるのは間違いない。

週刊新潮 2024年12月19日号掲載

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