【光る君へ】NHK大河では描けない…汚物まみれで死んでいった「道長」の苦しい最期

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道長はまひろの無事を祈ったが

 藤原道長(柄本佑)が栄華を極め、3人の娘を后にして「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」と詠んだ翌年の寛仁3年(1019)。この年の3月末から4月にかけ、異賊が壱岐と対馬、続いて九州沿岸を襲った。「刀伊の入寇」である。「刀伊」の主力は、のちに中国大陸に「金」や「真」を建国した女真族だと考えられている。

 これを大宰権帥として赴任していた藤原隆家(竜星涼)が、北九州の在地の官人たちをまとめ上げて撃退した模様は、NHK大河ドラマ『光る君へ』の第46回「刀伊の入寇」(12月1日放送)で描かれた。...

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