日米の「賞金格差」も長年の課題…日本唯一「PGAツアー大会」の続行決定 乗り越えるべき課題は新会場にも
PGAツアーからの厳しい要求
練習場に対する要求も厳しく、「大会中、大勢の選手が一斉に来た場合でも打席が確保できて、300ヤード以上、目視できることが前提」だったとのこと。そのため、アコーディア・ゴルフ習志野では、大会で使用しない2ホールに手を加えて大会専用の練習場を作ったという。
「ティグラウンドから見えないバンカーもNGと言われ、バンカーのヘリを上げて、遠くからでも見えるように改造した」
マーチャンダイズテントやホスピタリティテント、メディアセンター、パーキングの確保、そして大観衆の動線確保なども、JGTOオンリーの大会とは求められる規模や内容が大きく異なってくる。
開催時期に関しては、横浜ミナトChampionshipの時期を変更するなどして調整を図ることはできるとしても、第1回ベイカレントクラシックを迎えるまでのこれから1年弱の間に、横浜CCにかかる負担は途轍もなく大きいと思われる。だからこそ、期待も膨らんでくる。
横浜CCとPGAツアー、JGTO、そしてベイカレントが手を取り合って、その難題とハードルをなんとか乗り越えてくれたら、来年の秋には素晴らしい新大会を目にすることができるのではないだろうか。
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