「ホテルでサシ飲みの末に…」 聖火ランナーも務めた「復興の星」が性的暴行で起訴 地元からの評判は

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部屋でサシ飲み

 上野被告の知人が重い口を開く。

「上野はもともと農協職員でした。震災後は親御さんの農業を継ぎ、被災地ににぎわいを取り戻そうと、仲間とボランティア団体を結成した。それが福興浜団です」

 以来十数年、福興浜団は菜の花の巨大迷路や震災の犠牲者を追悼する花火大会などを企画してきた。

「菜の花の迷路は来場者が年に1万人を超すほどの人気スポットになりました。ほかにも上野は自身の体験を伝えるため、各地で講演もしてきた。こうした活動が多くのメディアに取り上げられ、ドキュメンタリー映画や本にもなっています。それらを見て興味を持ったボランティア参加者も次第に増えました」

 上野被告が関係した女性も何度か手伝いに来ていたという。

「女性はジャーナリスト志望と話していたそうです。上野は、女性に“太田市にいるアーティストに取材するから”との名目で誘われて現地へと赴きました。そこではアーティスト関係者などと宴席になり、彼女と上野とで3次会を、となった。ホテルの上野の部屋でサシ飲みした末に関係を持ったわけです。私には同意の有無は分かりませんが」

「天国のご家族に顔向けできないじゃないですか」

 南相馬市内で会社を経営する年配男性が語る。

「彼が被災地のために尽くしてきた功績は計り知れません。だからこそ、ちゃらちゃらした身なりをしたり、復興支援関係者かボランティアか分からないけど、奇抜な格好をした人たちとつるまないでほしい。その様子に眉をひそめる年寄りもいるんです。ましてや今回のような女性問題など言語道断。天国のご家族に顔向けできないじゃないですか」

 震災後の歳月を共に重ね、聖火リレーを見守ってくれた妻と子にも、だ。

週刊新潮 2024年12月19日号掲載

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