「逮捕の3か月前は『大丈夫です』と言っていました」板橋・踏切自殺強要事件“加害者グループと被害者を知る”塗装会社社長が独占告白
職場にバットを持ち込むほど「野球好き」だった佐々木容疑者
しかも佐々木容疑者はそうした“不義理”をしながら、
「『うちの現場今度手伝ってくれませんか?』などと平気で言ってくるところがあったのです。彼は仕事がうまく行っていると主張したいのか『忙しい、人が足りない』とやたらマウントしてくるところがあった」
プライベートの付き合いまではなかったが「野球好き」だった印象は残っていると振り返る。佐々木容疑者が草野球チームの監督だったことは既に報じられ、「デイリー新潮」でも逮捕5カ月前に地域の野球大会に出場していた模様を伝えているが、佐々木容疑者は作業車にバットを入れているくらいの入れ込みようだったという。
「素振りを見せてもらったこともありますが、いいスイングをしていましたね。自分の子供にも熱心に教えている様子で、プロに育てたいくらいな感じでよく話していました」
以前も現場で「いじめが問題になったことがあった」
島畑容疑者、野崎容疑者はどんな人物だったのか。
「島畑はうちに出たり入ったりでしたが、6年くらい前に佐々木君のところへ移った。小さい子供がいるので頑張って働いていました。趣味は車。軽自動車に乗っていましたが、タイヤを変えたり装備をカスタムしたりするのが好きだった」
野崎容疑者はパチンコ好きで、
「新装開店の日はわざわざ休みまで取って朝から並ぶくらいだった。彼も無断欠勤などもない腕のいい職人でしたよ。悪い噂を聞いたのは、パチンコ屋でトラブルを起こして現場をすっ飛ばしたことがあると一度聞いたくらい。確か野崎は佐々木君と地元が同じだった縁で一緒に働くことになったんですよ。佐々木君から『俺たち同級生なんです』みたいに聞いた記憶があります」
亡くなった高野さんも2年ほど、北山氏の会社に在籍していた。警視庁捜査一課の捜査員が、被害者、被疑者いずれも知るキーマンとして北山氏に連絡を取ってきたのは、事件発生からおよそ5カ月後の今年4月のことだった。
「警察からは人間関係についてよく聴かれました。夏頃にも『もう一度話を聴きたい』と言ってきて計2回。高野さんが亡くなったということは知らされましたが、何があったかまでは教えてくれませんでした。ただ話を聞いてくるのは捜査一課の刑事です。きっと彼らが高野さんを殴ったりして殺めたんだろうと思っていた。以前、どこかの現場で彼らが高野さんをいびっているのを現場監督に見られてしまい、現場から締め出されたことがあるという噂を聞いたこともありましたので」
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