「松本人志」の居ぬ間に「石橋貴明」が復活の狼煙 「細かすぎるモノマネ」が「コア視聴率」で他局を圧倒
裁判を取り下げたもののなかなか復帰できずにいるダウンタウンの松本人志(61)を尻目に、とんねるずの石橋貴明(63)が復活の狼煙を上げている。
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12月7日には石橋が司会の「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」(フジテレビ)が放送され、個人視聴率5・6%、コア(13~49歳)視聴率6・3%を記録したことが発表された(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)。民放プロデューサーは言う。
「『みなさん』こと『とんねるずのみなさんのおかげです』の1コーナーから始まり、番組がなくなった後も年に1~2回は放送される特番です。前回は6月の放送で、個人視聴率4・8%でしたから、数字を上乗せしてきました。今回の放送も同時間帯のトップで、おそらくこの週の全局全番組でトップの数字だと思います」
企画がスタートした頃の「博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~」から数えて33回目となる放送で、今も高視聴率とは大したものだ。
「出稿量が多い大スポンサーほど重視するコア視聴率が高いのは、営業的にもホクホクでしょう。石橋さん自身も収録後の取材で『コア視聴率でトップを』と意気込んでいましたから有言実行、狙って取った格好となりました。コア視聴率の高い番組といえば、少し前までは『水曜日のダウンタウン』(TBS)、『人志松本の酒のツマミになる話』(フジ)、特番では『IPPONグランプリ』(同)、『人志松本のすべらない話』(同)など“松本モノ”と決まっていましたが、そのお株を奪った形です」
とんねるずを追ったダウンタウン
松本といえば、「週刊文春」が報じた性加害疑惑が事実無根だとして、今年1月から裁判に注力するため芸能活動を休止していた。ところが、11月に訴えを取り下げ、裁判は終結している。
「未だに復帰できない松本さんですが、所属事務所の吉本興業やテレビ局が二の足を踏んでいるのを横目に、石橋さんがお笑い界の王座に返り咲こうとしているような感じさえします。松本さんは地団駄を踏んでいるかもしれません」
芸風は全く異なる2人だが……。
「共演もほとんどありませんが、とんねるずのすぐ後ろを追いかけ、彼らを追い越したのがダウンタウンと言っていいと思います」
高校の同級生だった石橋と木梨憲武(62)がコンビを結成したのは高校卒業後の1980年だった。一方、彼らの2学年下にあたり、小中学校の同級生だった松本と浜田雅功(61)がコンビを結成したのも高校卒業後の82年だ。
「とんねるずは結成5年目の85年に夕方の帯番組『夕やけニャンニャン』(フジ)のレギュラーを掴んで人気となり、88年にゴールデンの冠番組『みなさん』(同)がスタート。一方、ダウンタウンも結成5年目の87年に関西ローカルの夕方の帯番組『4時ですよーだ』(毎日放送)で人気となり、89年に東京進出。91年にゴールデンの冠番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジ)が始まりました。常にとんねるずの2~3年後を追ってきたのがダウンタウンでした」
とんねるずの「みなさん」は2018年に終了した。
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