選手層が“厚すぎる”という「ソフトバンク」の構造的問題 他球団が狙いを定める“人材の宝庫”の実態
「一軍の試合に出たい」
12月9日に行われた現役ドラフトで、密かに注目を集めていたのが、福岡ソフトバンクホークスのリチャード砂川(25)が「指名対象リストに入っているのかどうか」だった。
そのリチャードが2回目の契約更改に臨んだのは12月7日。前回同様、現状維持の推定年俸1000万円でサインしたわけだが、会見後に出たのは移籍に含みを持たせる言葉だった。
「主に自分の覚悟を話させてもらいました。覚悟を持ってサインできました」
前回同様、1時間を優に越えるロング交渉になってしまった。...