ドリカム中村、“途中退席”騒動 ライブ会場は「陸の孤島」として有名だった 泣く泣く帰ったファンも

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周りにコンビニ、飲食店なし

 ドリカムのファンは40~50代の女性が多いという。当日は午後5時と早めの開演だったが、翌日は月曜日だ。女性ファンは夫や子どもの支度や親の介護などさまざまな事情を抱えている場合もある。名鉄の中部国際空港駅から名古屋駅まで特別特急で29分だが、名古屋駅から新幹線や高速ハイウェイバスなどの接続も計算したうえで、ファンは後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしたはずだ。

「Aichi Sky Expoの立地の悪さは有名で、周りにコンビニも飲食店もありません。空港内やホールの飲食店は値段がべらぼうに高い。そもそもライブを開催するために建設された会場ではないので音響が悪く、平坦アリーナのため後方の客席からステージが見えづらいです。ドリカムの今回のツアーチケット価格は一律で、指定席が1万1000円(税込)、注釈付指定席が1万円(同)です。音響が良く客席の高低差によるスペクタクル感があるスーパーアリーナと同じ料金というのは割が悪いと思います」(前出の音楽ライター)

 時間もおカネもかけてはるばる“陸の孤島”にやってきた熱心なファンはがっかりしてしまったかもしれない。ドリカムは今月14日と15日に横浜アリーナで公演を行う。中村はファンにどう向き合うのだろうか――。

デイリー新潮編集部

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