相次ぐ「クマを殺すな」の声に揺れる秋田県…地元県議は「クマとの共生が根本」「思い込みではなくクマの生態を知ってほしい」
県民の命を守ることが最優先
――宇佐見さんはXで愛護団体を煽っているように誤解されることがありますが、あくまでも県民の安全を守りたいという思いの表れですよね。
宇佐見:幸いにも、県民や市民、特に土崎の人たちからは好意的な反応をいただいていますので、苦情の電話を貰っても気にならないですね。
――ただ、やり取りを見ていると「クマを殺すな」一点張りの人とは、もはや永遠に分かり合えないなと感じます。
宇佐見:抗議してくるなら、クマの生態くらい調べて電話してほしいですけれどね…。思い込みや自分の感想を述べられても困りますし、そういう電話はすぐに切るようにしています。
――「いとく」は12月7日から営業を再開し、ネット上ではエールも送られています。クマを捕獲するために奮闘した人たちや、各地の猟友会の人たちにコメントを頂戴できればと思います。
宇佐見:猟友会の皆さんをはじめ、クマの捕獲に関わったみなさんには感謝しかありませんね。特に、猟友会のみなさんが活動しやすい状況を、我々はしっかりと作って支えていかなければいけないと思います。「いとく」さんに対しては、再開おめでとうございます、そしていつもおいしい食材をありがとうございますと言わせてください。
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