「生中継は絶対に無理」…「中森明菜」驚きの“大量露出”で10年ぶり「紅白」はどうなる? 「NHK」もうひとつの目玉は往年の「国民的ダンスソング」か
新聞、ラジオにライブ出演――。中森明菜がここに来てまさかの大量露出を果たしている。NHK紅白に10年ぶり復帰の予兆ではないかとの観測が広がっているが、その可能性は?
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【写真】復活ライブを終えた後、スタッフと笑顔を見せながら歩く明菜の最新ショット
11月に発表された紅白出場者の中に明菜の名前はなかった。明菜は2010年に無期限で音楽活動の停止を発表し、一時、復帰を果たしたが、2017年からは再び活動休止状態となり、「幻の歌姫」となった。しかし、一昨年に当時の事務所を離れて独立し、活動を再開。今年7月には都内のライブハウスで6年半ぶりにファンの前で歌唱した。この時のチケットは7万円以上もするのにもかかわらず即完。人気の高さをうかがわせた。
テレビ局をはじめとするメディアも明菜にアプローチをかけてきた。ある制作会社関係者は、
「昨年からテレビ、ラジオといろいろなところが出演交渉を行っていましたが、出てくるのはコメントだけという状態。ただ、ここに来てさまざまなメディアへの出演決定が相次いでいるんです。まずは、12月29日と1月5日、TOKYO FMの『ASKA Terminal Melody』にゲスト出演することが発表された。12月3~4日にはサンケイスポーツへの一面インタビューにも登場しました。3日には香取慎吾のライブに訪れ、4日には、来年4月に大分で行われるロックフェスタに出演することも発表になりました。大晦日にはYouTubeでセルフカバー曲を配信する。新聞に出て、ラジオやライブにも出場予定で、テレビにでないということはないでしょう。出場歌手としては無理でしたが、特別枠での紅白復活があるのではと言われています」。
NHKの“熱い想い”
NHKは中でも明菜には“熱い想い”を寄せているといわれている。そもそもここ数年の“明菜ブーム”の火付け役がNHKだ。一昨年、放送された「中森明菜 スペシャル・ライブ 1989 リマスター版」が大反響を呼び、そこから、明菜復活への機運が高まった。昨年の紅白にもオファーを出したともいわれているが、今年はその温度差は桁違い。10月には3日にNHK総合で「The Covers」で明菜特集をすれば、5日にはBSで「伝説のコンサート~中森明菜」を放送。11月7日にはBSで「The Covers 中森明菜ナイト!スピンオフ~ハナレグミと贈る、楽曲の世界~」を放送し、11月8日にはBSで「中森明菜 スペシャル・ライブ1989 リマスター版」、11月15日には「中森明菜 1991 リマスター版」を放送。12月7日にもNHK総合で「伝説のコンサート~中森明菜 1991 リマスター版」を放送する。
明菜の“壁”は
これでもか、というほどの明菜推しをしてくるのは紅白への布石とみるのは無理もない話だ。
しかし、なぜNHKはそれほどまでに「明菜推し」なのか。
「毎年、紅白の目玉に四苦八苦しているからです。視聴率低迷に喘ぐ紅白にとって、出ることで話題になる歌手は少ない。その中の1人が明菜です。まして昨年は最低視聴率を記録し、今年の出場歌手もしょぼく、“史上最低”とまで書かれたほど。特別枠でも良いですから、是が非でも出てほしい1人でしょう。事実、特番はそれなりの数字が取れていますし」
一方の明菜も、
「そもそもいまの明菜は仕事がしたくてしょうがないというやる気に満ち溢れているそうです。特別枠での出場を期待できるのでは」
しかし、そこには「壁」もある。
「歌唱レベルです。長年の休養で、歌唱力に衰えが来ている。7月のファン向けのコンサートもJAZZ風にアレンジして歌った曲が少なくなく、昔のように歌うのが難しくなったからでは、と囁かれています。生放送は難しく、出るとしても事前収録が有力。収録したものを中継でつないで生放送っぽく見せる技術もありますから」
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