「メンバーの意思は固かった」 Snow Manが紅白を辞退した本音とは 旧ジャニ「ゼロ」の真相と交渉の舞台裏

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交渉はすぐに暗礁に

 しかし、NHKがノドから手が出るほど欲したグループは別にいたという。

「STARTO社(旧ジャニーズ社)所属のSnow Manです。俳優としても人気の目黒蓮(27)が一員で、母娘2世代を夢中にさせる“最強コンテンツ”ですからね。NHKはその大本命と同時デビュー組のSixTONESを加え、2枠でどうかとSTARTO社にオファーを出したのです」

 だが、交渉はすぐ暗礁に乗り上げたという。音楽業界関係者が打ち明ける。

「NHKは昨年、ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、STARTO社所属タレントの紅白起用を見送っています。この“ジャニーズ外し”に反発したのが目黒らSnow Manのメンバーたち。彼らは紅白の向こうを張る形で昨年、大みそかに自らのYouTubeチャンネルでライブを生配信したのです」

NHKスペシャルが放送されて状況が一変

 ライブの同時接続者数は最大133万人に到達。YouTubeライブ同時接続数の日本記録を更新したのである。

「この試みはファンからも大好評で、メンバーも手応えを相当感じたようです。一方で“昨年、自分たちを遠ざけておいて、今さら頭を下げられても”というのが彼らの本音だったと聞いています」(前出の関係者) 

 交渉が進展しない中、10月16日、稲葉延雄NHK会長が会見で「STARTO社所属タレントの番組起用」を発表。その狙いは、

「Snow Manらの紅白出場に向けた環境整備だったとみられます。ですが、10月20日にNHKスペシャルが放送されて状況が一変した。喜多川氏の性加害問題について旧ジャニーズ側の謝罪と補償内容が不十分だと知らしめる放送内容で、メンバーの態度のさらなる硬化を招いたのです」

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