「メンバーの意思は固かった」 Snow Manが紅白を辞退した本音とは 旧ジャニ「ゼロ」の真相と交渉の舞台裏
初出場の注目株は?
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「紅白出場歌手決定」の知らせに接すると、一年も残りあとわずかだと実感する。今年は、旧ジャニーズ勢の復活が見送られる波乱も起きたが、その背景で行われた交渉の内容とは――。舞台裏に迫る。
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「第75回NHK紅白歌合戦」の出場歌手発表会見が11月19日、東京・渋谷のNHKで行われた。初出場は紅組白組合わせて10組。そのうちの一人、マルチクリエイター・こっちのけんと(28)は楽曲「はいよろこんで」で今年ブレイクし、曲名は流行語大賞にもノミネートされた。
「もう訳が分からなくて、今の今までドッキリだと」
本人は会見場でそう喜びの言葉を口にしたのだが、
「『はいよろこんで』はTikTokの“踊ってみた”動画で、曲とともに独特なダンスが若者にウケて流行しました。けんとの兄は俳優の菅田将暉(31)です」
とはスポーツ紙デスク。
「けんと同様、初出場の注目株がシンガーソングライターのtuki.(15)です。素顔や本名は非公開の現役高校1年生。彼女も、SNSに上げた弾き語り動画で人気に火が点きました」(同)
「40代以上にターゲットを絞った、返り咲き組が増加」
共通するのはいずれもネット発のヒットであること。一見、ここ数年続いてきた「若者向けの紅白」に変化はないように見えるのだが、
「そうはいっても、今年は近年の“若者重視”路線から修正を図っています」(前出のデスク)
どういうことか?
「昨年の紅白は特に10代、20代に人気のある韓国のK-POP勢から歴代最多の7組が選ばれた(今年は6組)。しかし、第2部の平均世帯視聴率は31.9%(関東地区)でワーストを記録。また、第1部も29.0%で、2部制となった1989年以降、初めて30%台を割り込んだのです」
K-POP偏重がアダとなったというわけだが、
「全体の数字が落ち込む中で、元キャンディーズの伊藤蘭(69)が33.6%を獲得。往年の名曲を歌う歌手は数字を持っていると証明された。だからこそ今年、GLAYやTHE ALFEE、イルカ(74)など40代以上にターゲットを絞ったアーティストの返り咲き組が増えたのです。ALFEEなんて41年ぶりの復活ですからね」
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