ついに“復権”に動き出した「岸田前首相」 立て続けに「石破総理」と面会、主要ポストは「旧宏池会」が奪い、党内には“再登板”の声も
キングメーカーぶりが板についてきた――。最近、永田町で広がる、岸田文雄前首相についての評価だ。石破政権の主流派の基軸をなす一人である岸田前首相が、動きを目立たせている。開会中の臨時国会は、少数与党となった石破内閣が政権維持に向けて直面する最初の関門である。このタイミングとの重なりが、主要プレイヤーとしての「岸田氏再始動」のインパクトを増幅させている。
【市ノ瀬雅人/政策コンサルタント】
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「岸田内閣においては、新しい資本主義という経済モデルを掲げて賃金と投資の好循環を官民の連携のもとに実現して経済を新しいステージに押し上げていこうという取り組みを進め、33年ぶりの高い賃上げの動きなど明るい兆しが見えてきた」
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