「トイレ風呂無し5平米」ホテルが1泊1万円の衝撃 大阪・あいりん地区を仰天させる“インバウンド異変”

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平日は3000円ほど

 中国や韓国からの便数が多い関西国際空港に外国人観光客が殺到し、大阪市内のホテル価格が異様に跳ね上がっている。低価格帯のホテルが密集するJR西日本と南海電鉄の新今宮駅南側に広がるあいりん地区(釜ヶ崎)界隈にも、その影響が及んでいる。旧簡易宿泊所の部屋が、平日は3000円ほどなのに週末は1万円前後に暴騰する状態だというのだ。

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 あいりん地区は高度経済成長期に全国から労働者が集まるドヤ街として名をはせたが、バブル崩壊後の90年代以降は暴動や薬物売買、不法投棄などの治安問題が深刻化。...

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