期待外れの「青井実」と「有働由美子」…元NHKアナのMC番組がすがる“イケメン救世主”とは

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ウラ番組に助けられ

「2018年3月にNHKを円満退局し、同年10月から日本テレビの報道番組『news zero』のメインキャスターに就任した有働アナですが、今年3月末で降板。すると10月からはライバル局のテレ朝で、日曜夜の報道番組『有働Times』のMCに収まりました。寝耳に水の出来事に日テレの上層部が激怒したとの報道もありましたが、『有働Times』の低視聴率ぶりに怒りもどこかへ行ってしまったと聞きます」

「有働Times」の初回視聴率は10・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)とまずまずのスタートだった。

「世帯視聴率も落ちていますが、特に酷いのがコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)だと言われています。それでも何とか悪目立ちせずに済んでいるのは、ウラ番組の低迷があるから。TBSのドラマ『海に眠るダイヤモンド』は、二桁が当たり前の日曜劇場の枠で7%台と低迷しています」

 さらにもう一つのウラ番組も低調だ。

「古巣の『NHKスペシャル』です。10月20日に放送され話題となった『ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像』は視聴率が7・5%しか取れず、11月10日放送の『大谷翔平とドジャース “世界一”の舞台裏』は9・4%。一方、この2日前に放送されたテレ朝『タモリステーション』の大谷特集は10・2%も取れていたのですから、後は推して知るべし。通常の『Nスペ』はもっと酷い。これらウラ番組に『有働Times』は救われているのです」

 そして「有働Times」にも救世主が……。

ストレッチから弾き語りへ

「こちらも気象予報士が救世主となっており、片岡信和(39)の“弾き語り天気”が人気です」

 そもそも片岡は俳優で、テレ朝のスーパー戦隊シリーズ「炎神戦隊ゴーオンジャー」にも出演していたイケメンだ。2019年に気象予報士の試験に合格し、翌年から同じくテレ朝の「羽鳥慎一モーニングショー」でお天気コーナーを担当している。この番組ではやたらにハイテンションなストレッチが話題となり、21年には著書「かたおか気象予報士の毎朝10秒!楽しく『お天気ストレッチ』」を上梓している。

「『有働Times』ではピアノを弾きながら天気予報を伝える“弾き語り天気”を打ち出しました。11月17日は『世界野球プレミア12 日本VSキューバ』の放送が長引いたため、有働はじめ片岡の出演もありませんでした。この時、ネット上では“弾き語りロス”の声が上がったほどでした」

 この日は事実上『有働Times』の放送はなかったが、プレミア12が同番組内で放送されたため、形の上では『有働Times』の視聴率は13・1%とこれまでの最高の数字を記録した。

「いずれにしても青井アナや有働アナの実力ではなく、ウラ番組や野球、そして気象予報士の存在感で番組が支えられている状態です。NHKを去った人たちではありますが、ここまで酷いとちょっともの悲しさを感じます」

デイリー新潮編集部

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