「向こうが“抜こう”って言わないから」 モテ男・火野正平さんが明かした「本妻」と離婚しなかった理由

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離婚はせず、二人の妻を持ち続け……

「元祖プレイボーイ」と呼ばれた俳優・火野正平さんが亡くなった。享年75。火野さんには40年以上連れ添った事実婚の「内縁の妻」のほか、生涯籍を抜くことのなかった本妻がいる。実は、その「二人の妻」との関係を生前、「週刊新潮」に語っていた。

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 火野さんは2歳年上の幼なじみの女性と15歳から交際を始め、18歳で同棲。21歳の時に結婚して、1男1女をもうけた。しかし新婚早々に女優の新藤恵美との浮気が発覚し、結婚から4年とたたずに妻を捨てて出奔。その直後に受けた女性誌の取材に、本妻は「いつか必ず帰って来てくれる。そう信じています」と心中を吐露していた。

 一方、1981年から交際を始め、40年超にわたって生活を共にした「内縁の妻」との間には二人の娘がいて、火野さんの最期を看取ったのもその三人だった。決して離婚はせず、二人の妻を持ち続けた火野さん。

“ホント、ほっとけない男なのよ”

 一風変わったこの「三角関係」の背景を、芸能レポーターの川内天子氏はこう読み解く。

「これまで火野さんの交際相手として名前の挙がった芸能人は紀比呂子さんや望月真理子さん、小鹿みきさん、仁支川峰子さんなど数知れず。十数年前、小鹿さんと仁支川さんを取材した際、二人とも“あの人と暮らせてよかった”“ホント、ほっとけない男なのよ”と、火野さんとの交際を宝物のように大切な思い出として語っていたのが印象的でした。ひょっとしたら、籍を抜こうとしなかった本妻の心情にも通じる部分があるのでは」

 果たして、火野さんの真意はどこにあったのか。2019年、「週刊新潮」が火野さんに本妻と籍を抜かない理由を尋ねると、こう答えた。

「向こうが“抜こう”って言ってこないから」

 昭和のモテ男が残した“名せりふ”の一つである。

 11月28日発売の「週刊新潮」では、元祖プレイボーイの来歴を振り返るとともに、内縁の妻の長女が明かした火野さんの「最期の様子」を紹介する。

「週刊新潮」2024年12月5日号

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週刊新潮 2024年12月5日号掲載

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