「人を好きになる気持ちがよく分からなかった」33歳が“この人と手をつなぎたい”と思った理由
「ぶっ飛んだ自分を理解してくれる」
10月28日、日付が変わった直後の区役所で婚姻届を提出。午前中に挙式し、午後5時から自由参加型の披露宴イベント「豆腐屋の晴れ舞台」を開催した。近くに住む人のほか観光旅行中の外国人らも参加。近隣飲食店の協力で、「夫婦」にちなんだ料理2200食が供される一大催事に。
龍児さんは「こんなイベントを考えるような、ぶっ飛んだ自分を理解してくれるなんてすごい」と香星さんに感謝。悩んでいても前向きにアドバイスしてくれる彼女を伴侶に「自分の子どもだけでなく、地域の子どもにも夢を与えられる豆腐屋になりたい」と夢を描く。彼の課題は苦手な飛行機を克服することか。香星さんは「北海道か沖縄に新婚旅行に行きたいけれど……」と苦笑い。
空を飛べるようになった暁には、その苦笑もきっと、満面の笑みに変わるだろう。