「八村 塁」“コーチに痛烈ダメ出し”の意図は? 「大谷翔平のようになりたいと思っているのでは」

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選手が監督をクビに?

「八村いわく、HC続投決定前に協会と話をしたものの、結果として聞き入れられなかったそうです」(前出の記者)

 巷では“嫌なら招集辞退すればいいだけ”と、これまた彼を突き放す意見があれば、“代表よりNBAに専念すべし”との諫言もある。某プロ野球オーナーの迷言を彷彿とさせる“たかが選手が、人事に物申すな”的なやじも聞こえてくる。

 そもそも選手が代表指揮官のクビなど切れるのか。

 侍ジャパンでは、かつてこんなことがあった。

「08年北京五輪で惨敗した星野仙一監督が09年WBCも指揮を執る流れになった際、イチローが『WBCは五輪のリベンジの場ではない』と発言。これで空気が一変し、原辰徳氏が監督に就任しました」(野球記者)

 サッカー代表でも、

「18年W杯直前、本田圭佑が香川真司や岡崎慎司ら欧州組メンバーと連名で協会会長に監督解任を請うメールを送付。協会は影響を否定しつつも、結果的にハリルホジッチ監督は解任されました」(サッカー記者)

 ただ、いずれの事例も、“八村vsホーバス”とは状況が異なる。ホーバスHCは星野監督より期待に応えたし、八村に同調するチームメイトも見当たらない。

「八村は、同じロスで活躍する大谷翔平のようになりたいと思っているのでは?」

 とスポーツ紙デスク。

「23年WBCは大谷を軸に編成され、日本ハム時代の恩師・栗山英樹氏を監督に据えるなど“チーム大谷”状態でしたよね」

 大谷自身も期待に応えて奮闘し、日本は優勝した。

「八村も“チーム八村”を夢見ているのでは? 協会は八村よりホーバスHCを選んだのですが、次回五輪は八村が住むロスで開催される。出場意欲は想像に難くなく、それゆえの発言だったのでしょう」(同)

週刊新潮 2024年11月28日号掲載

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