「教育熱心と虐待は紙一重」 中学受験ブームに潜む「教育虐待」の闇 「勉強ができない息子を父親が刺し殺したケースも」

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 空前の「中学受験ブーム」下で、“行き過ぎた教育”が社会問題化しつつある。わが子に勉強を強い、時に罵声を浴びせ、時に手が出て……。その「愛情」は子のためか、それとも親自身のためか。「コミックバンチKai」で連載されている『教育虐待 ―子供を壊す「教育熱心」な親たち』の原作者である作家の石井光太氏が、無自覚に虐待の加害者とならないために必要な「親の心構え」を語った。

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 2023年9月、教育虐待が引き金となった、子供による両親殺害事件の公判が佐賀地方裁判所で開かれた。...

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