「薬漬けから抜け出すために必要なことは…」 薬を使わない薬剤師が明かす「薬の減らし方」

ドクター新潮 ライフ

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 体調が優れないのだから、薬を飲み続けるのは仕方がないこと。そう諦めがちだが、あくまで薬は〈最後の手段〉であり、自分の行動次第で薬に頼らない生活は実現できるという。自ら「0錠生活」を実践している薬剤師・宇多川久美子氏が解説する。

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 私の薬漬け生活は小学校高学年の頃から始まりました。頭痛がひどく、痛み止めを飲み出したのです。整形外科医の診断によれば、「頸椎がずれているから治らない」とのことでした。

 成長するにつれどんどん薬が手放せなくなり、痛み止めだけでなく、血行を良くするためのビタミン剤や、薬剤師になってからは薬が手に入りやすい環境になったので筋弛緩剤も加わりました。...

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