【NHK紅白】驚きの「南こうせつ」「イルカ」復活には理由があった 「B’z」に振られ、「新浜レオン」が初出場を果たした“深い”狙いとは

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狙うはあの世界的ヒットグループ

 一方の“若者対策”はどうか。

 既に報じられているように、旧ジャニーズ事務所「STARTO ENTERTAINMENT」の歌手の出場は、昨年に引き続きなかった。昨年の紅白では代わって大幅に増大したのがK-POP勢。韓国の事務所に所属するアーティストだけを見ると5組が出演し、視聴者からも「どこの国の歌番組だ」といった批判を浴び、視聴率にも影響したといわれている。そんな批判を浴びつつも、今年は初出場の「ILLIT」「TOMORROW X TOGETHER(TXT)」の2組を入れて計4組のK-POP勢が出演することとなった。1組減らした程度であまり代わり映えはしないのだが、ここにはNHKが目論む、来年の紅白への大きな布石があるという。

「初出場の2組に加えて、TWICEと『LE SSERAFIM』の4組を出演させてますが、TWICE以外の3組が所属しているのはHYBEの系列です。HYBEの看板アーティストはBTS。2025年には全員が兵役を終えて、グループの活動を再開させたい方針を示している。この再始動したBTSを狙っているからこその布陣といっていいでしょう。初出場の『TXT』はそれこそ“BTSの弟分”ともいわれているグループですし、世界的アーティストに照準を絞った戦略といっていいのでは」(同)

 K-POPが多すぎの批判を浴びてもこれだけの数を出場させるのは、それだけ紅白にとってBTSという存在が大きいのかもしれない。

 さて、今年の視聴率はどうなるだろうか。

芸能記者 山本義和

デイリー新潮編集部

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