香港・民主派「45人」に最高で禁固10年の実刑判決 最大規模の「国安法」裁判で争われた“予備選挙”とは何だったのか

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 香港高等法院(高裁)は19日、香港国家安全維持法(国安法)の国家政権転覆共謀罪で有罪となった被告45人に対し、禁錮10年から4年2月の量刑を言い渡した。2021年1月の一斉逮捕から3年以上にわたった「47人案(47人事件)」は、これにてひとまず終結したことになる。内外から注目され続けたこの事件は一体なぜ、香港の国安法裁判で最大規模となったのか。「罪」として争われた予備選挙の経緯を振り返る。

 19日に量刑を言い渡された被告45人は、一連の民主化運動で主軸となった学者や元議員、活動家といった顔ぶれだった。...

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