文庫版がベストセラー『百年の孤独』とフェイクニュースの意外な共通点…石戸諭が語る「魔術的リアリズム」の核心とは

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 2024年の海外文学でひときわ話題になったニュースと言えばガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』(新潮文庫)の大ヒットだろう。現在12刷、累計36万7000部。「文庫になると世界が滅ぶ」――とも言われた原著の刊行は1967年、日本語版の刊行が1972年だから、50年以上の時を経て30万人を超える人々に受け入れられたことになる。最新作『「嫌われ者」の正体 日本のトリックスター』を上梓し、自身も痛烈に影響を受けたというノンフィクションライターの石戸諭氏がその魅力を語る。...

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