史上初「アニメの教科書」が発売、アニメーター向けの検定も実施 キーマン・西位輝実氏に聞く、検定実施の理由とは

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なぜ、今アニメ業界に教科書と検定が必要なのか

 11月9日、アニメーションの業界団体・一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)が、第1回「アニメータースキル検定」を開催した。この検定は、アニメーターに向けて行われる史上初の全国規模の技能検定となる。また、そのテキストとして出版された教科書は、アニメーターになりたての新人が最初に学ぶ“動画”、すなわち絵の動かし方の基礎を手ほどきした一冊で、発売直後に重版がかかるほど評判になっている。

 今や日本のアニメ、漫画、ゲーム、音楽などを含むコンテンツ産業は12兆円規模に達するという調査もあり、そのうち、アニメ産業は3兆円ともいわれる規模に成長している。...

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