「ふざけるのもいい加減にしろ」…辛口解説「北の富士勝昭」氏が記者を怒鳴りつけた瞬間(小林信也)
大相撲の第52代横綱・北の富士勝昭さんが死去していたことがわかった。享年82。
北の富士さんは北海道出身。14歳で初土俵を踏み、1966年に大関、1970年に横綱に昇進した。幕内最高優勝は10回。大鵬=柏戸の「柏鵬時代」の後を受け、同時昇進した横綱・玉の海と「北玉時代」を築いた名力士だった。
北の富士さんの相撲人生は「山あり谷あり」だった。その土俵生活を昨年、スポーツライターの小林信也さんが「週刊新潮」でレポートしている。以下、北の富士の覚醒の瞬間を再録し、昭和の角界を支えた名力士の功績を振り返ってみよう。...