B級感あふれるマヌケな「偽ニュースサイト」が続々誕生 背後に中国企業の名前が浮上
11月5日に読売新聞が報じた、“偽ニュースサイト”の存在。見たことがあるようなウェブサイトが、実は全部“まがい物”だったというのだ。誰もが知る新聞や雑誌の名前をかたっており、「Shincho News」なる新潮社のニュースサイトのような名前のものも。念のためにお伝えしておくと、新潮社のニュースサイトは「デイリー新潮」である。
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【実際の画像】「まるで新聞の切り貼りで作った犯行声明文みたいな……」 字体もバラバラでB級感満載の偽ニュースサイト
名前がまぎらわしいだけではない。内容は一様に大手メディアのニュースをコピーしたもの。ただ、よくよく見ると中国語やハングルが使われていたり、奇妙な翻訳語があったりで、アラだらけ。
「Shincho News」でライターとされている、ゲームも政治も経済も何でも書ける「筒井萌柚」は調べたところ架空の人物。時刻表示もハングルになっている。記事末尾には著作権の侵害があれば連絡しろとのただし書きがあるものの、連絡先を示すものはどこにもない。
また、読売新聞のパクリサイトと思しき「YOMIURI DAILY」では、記事カテゴリーの「スポーツ」が「体育」に、社会の「社」が旧字体になっている。
一昔前、出来の悪い中国製のコピー商品のパッケージでは「ン」と「ソ」を取り違えたようなものがよく見られたが、それに近い間抜けなB級感あふれまくるクオリティーなのである。現状、少なくとも普通の日本人ならだまされないだろう。
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