「斎藤元彦氏」再選…そのとき兵庫で何が起きていたのか 当初「40人ほどだった聴衆」が投票前日には「身動きが取れないほどの群衆」に

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 前知事の訴えが県民の心を掴んだのか、SNSに煽られただけなのか──。兵庫県民ではない人間にとっては、巨大な疑問符が浮かぶ選挙だった。11月17日に兵庫県知事選の投開票が行われ、前職の斎藤元彦氏が約111万票を獲得。次点となった元尼崎市長稲村和美氏は97万票だったため、約14万票の大差を付けて再選を果たした。選挙戦当初は、全く予想されなかった展開と言っていい。

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 ネット世論にしても当初から“斎藤支持”が大勢を占めていたわけではない。...

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