「言うことを聞かないから半殺しにしたった」 女児におぞましい凶行「勝田州彦」の父が語っていた息子への虐待
母親は息子の異変に気付いていた?
また母親についても、
「体を傷つけて快楽にふける息子には気付いていた様子でした。というのも、息子の部屋で血を見ており、“栗の花の匂いがする”と私に明かしたのです。また加古川の事件が起きた後、警察が自宅を訪ねてきたことがあったといい、両親がそれとなく本人に聞いてみたものの、はっきり返事をしなかったという。それでも『やっていないと信じるしかなかった』と話していました」
そんな父も6年前、そして母はあとを追うように4年前、鬼籍に入ってしまったという。
サディズム型ペドフィリア
前出のデスクが言う。
「『姫路事件』の公判では、勝田の精神鑑定を担当した医師が出廷。本人について、加虐性欲と小児性愛症が合わさった『サディズム型ペドフィリア』であると述べていました」
精神科医の片田珠美氏によれば、
「攻撃衝動を向ける先は正反対ですが、実はサディズムとマゾヒズムは表裏一体です。フロイトも、両者は反転したものであると述べています」
とのことで、
「勝田容疑者は初め、父親に対する攻撃衝動があったものの、直接向けるのは怖いので抑圧せざるを得ず、衝動を反転させて自身を傷つけていたと思われます。それが途中からもう一度反転し、小児性愛の傾向も相まって、小さい女の子を刺して流れる血を見て興奮するに至ったのでしょう。刃物で人を傷つけることには性的な意味合いがあります」
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