「選挙に受かるために…」 国民・玉木代表が強調する、大平元首相との“遠過ぎる”親戚関係

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「自分が目立ちたい人」

 政治ジャーナリストの青山和弘氏が言う。

「永田町では『自分中心で自分が目立ちたい人』との評価がつきまとっています。20年に立憲民主党との合流話が持ち上がった時も、政策面のみならず自分が埋もれてしまいそうだと判断したから、国民民主党のトップとして残ったとみられています」

 元朝日新聞政治部記者でジャーナリストの鮫島浩氏もこう語る。

「彼は良くも悪くも自分が前面に出るということをずっと推し進めてきた人です。国民民主党の代表になってからも、とにかく党のお金を使って、ガンガン自分のためにインターネット戦略を進める。『自分を売るために党のお金を使っている』という批判が党内にあったほどです」

躍進の最大の要因

 彼がユーチューブチャンネル「たまきチャンネル」を早い段階で始めたのも、ネット戦略の一つである。

「玉木さんは政界では群を抜いてユーチューブの使い方がうまい。政治家の多くは自分が言いたいことばかりを発信していますが、玉木さんは視聴者が何を期待しているのかをくみ取り、かみ砕いて解説している。現役・若者世代にユーチューブで共感を広げたことが今回の躍進の最大の要因です」(鮫島氏)

 前編【「玉木さんが親戚だという話は出たことがない」 国民・玉木代表が強調する「大平元首相との関係」の“怪しい”真相とは】では、大平元首相の元秘書などに取材し、両者の関係について調査している。

週刊新潮 2024年11月14日号掲載

特集「『大平正芳元首相の生まれ変わり』と大宣伝したものの…『玉木雄一郎』が説明できない家系図」より

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