「玉木さんが親戚だという話は出たことがない」 国民・玉木代表が強調する「大平元首相との関係」の“怪しい”真相とは
「はしゃぎ過ぎ」
国民民主党は今回の衆院選において「手取りを増やす」といった公約を掲げ、選挙前の4倍の28議席を確保する大躍進を遂げた。その一方、与党が過半数割れとなったことで、
「石破茂首相は国民民主党の協力を得ながら政権運営をしなければならなくなりました。すでに首相は今年度補正予算案の編成などについて、自民党、公明党、国民民主党の三党で協議を進める方針を決めています」(政治部記者)
玉木代表が訴える「103万円の壁の撤廃」や「トリガー条項の凍結解除」といった政策を与党にのませる大チャンスが巡ってきているのである。
「玉木さんは、自民党側が自らの主張に対して“ゼロ回答”だった場合、政権運営には“協力できない”と述べるなど、強気の姿勢を見せています」(同)
政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。
「玉木さんは目立ちたがり屋でパフォーマンス好き。目立ちたがり屋なのは政治家として必要な資質ではあります。ただ、ここへきてキャスティングボートを握る立場になったことで、ちょっとはしゃぎ過ぎではないか、と思うくらいはしゃいでいるように見えます」
あだ名は「タマキング」
一躍時の人になった彼は、いかにして今の立場を手繰り寄せたのか。
玉木代表は香川県大川郡寒川町(現・さぬき市)出身。父親は牛や豚など産業動物の獣医で、
「玉木さんの実家でもずっと牛を飼っていたそうです。玉木さんは3兄弟の長男で、小さい頃は牛の世話を手伝わされていたらしく、“子供の時はそれが嫌で隠していた”と話していました」(地元住民)
実家近くの町立小学校、町立中学校から、名門・香川県立高松高校に進んだ。
元朝日新聞政治部記者でジャーナリストの鮫島浩氏が語る。
「私は高松高校で立憲民主党の小川淳也幹事長の同級生で、その二つ上に玉木さんがいた。私の姉が玉木さんと同学年なのですが、彼女によると、玉木さんは目立つタイプだったようです。昔から自信家で、一部では『タマキング』と呼ばれていた、と。王様という意味のキングです」
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