「3割が60歳以上」「子どもには勧めない」 消化器外科医が激減! がん患者が行き場を失う未来も

ドクター新潮 ライフ

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 すでに到来した超高齢社会において、最大の懸案といえよう。今後、増加が見込まれるがん患者を診る「消化器外科医」が不足し、なり手確保のめども立っていないという――。科学ジャーナリストの緑慎也氏が「外科医クライシス」の実態をレポートする。

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 がんの代表的な治療法には手術、放射線、薬物があり、このうち最も選択されることが多いのが、メスでがんを直接切り取る手術だ。その担い手である消化器外科医の数がいま、減少の一途をたどっている。...

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