「誰もが大谷選手を目指さなくていい」 養老孟司さんが「夢を持たなくてもいい」と語る理由
メジャーリーグ、大谷翔平選手の活躍に関連して度々話題になるのは、高校時代につけていたという「夢ノート」だ。多少の時期のずれこそあるものの、そこに書かれた夢を次々実現しているのは有名な話。サッカーの本田圭佑選手も同種のノートをつけていたことに注目されたことがある。
こうしたエピソードへの反応はさまざまだろう。「私も夢ノートを作ろう」と思う若者もいれば、「わが子にも大志を抱かせよう」と考える親もいるに違いない。
一方で「夢や大志と言われても困るよなあ」とわが身を振り返りつつ現実的な感想を抱く人もいることだろう。...