「逃げ恥」の脚本家が壮大なスケールで描く社会派ドラマ「海に眠るダイヤモンド」の核心部分
伝えたいのは戦後の人間史
現代を代表する脚本家の1人・野木亜紀子氏執筆のTBS「日曜劇場/海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)が、第3回まで終了した。「日曜劇場」は子供から高齢者まで幅広い視聴者をターゲットにするのが特徴だが、この作品は大人向けで、やや難解な部分もある。それを解き明かしたい。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】
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「海に眠るダイヤモンド」は同じ「日曜劇場」の「アンチヒーロー」(春ドラマ)や「ブラックペアン シーズン2」(夏ドラマ)などと比べると、ややとっつきにくい。...