「新庄剛志」異例の48歳受験には“思惑”も… プライドを捨てて「トライアウト」にかけた名選手列伝
11月14日に12球団合同トライアウトが開催された。「形骸化の一途で一定の役割は終わった」として今年限りでの廃止も検討されているが、過去には、新人王や最多セーブなど輝かしい実績がありながら、トライアウトを受けた男たちもいた。【久保田龍雄/ライター】
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ロッテ・吉井理人監督もその一人だ。近鉄時代の1988年に最多セーブ、ヤクルト時代に3年連続二桁勝利を記録し、メジャーで5年間プレーした右腕も、オリックス時代の2004年は登板3試合、0勝1敗、防御率17.18に終わり、10月6日に戦力外通告を受けた。...