希死念慮に苦しんだ作家・土門蘭がサンリオに救われた理由 「他人が関与しない、自分だけの幸せ」を探して

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30代半ばでひどくなった希死念慮

 小説・短歌などの文芸作品などを創作し、ライターとしても活躍する土門蘭さん。2023年、希死念慮を抱えた自身の人生と向き合う『死ぬまで生きる日記』を上梓し話題になった彼女が、あるときカウンセラーの言葉で気付いた「自分だけの幸せ」とは。

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 幼い頃から原因の分からない希死念慮があった。どうにか消えないかと試行錯誤してきたが、30代半ばから特にひどくなり、4年前からカウンセリングを受け始めた。

 そこでまず問われたのが「どんな時に幸せを感じますか?」ということだ。...

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