「仮に今すぐ引退したとしても…」 大谷翔平が「野球殿堂」入りするのはいつか 「特例で早まる可能性も」

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特例で選出された選手が

 先の鈴村氏も、こう言うのだ。

「たしかに歴史を振り返れば、特例で選出された選手が存在します。たとえばプエルトリコ出身のロベルト・クレメンテは、イチローと同じく3000本安打を達成した名選手でしたが、72年、大地震が起きたニカラグアに支援物資を届けようとした際、飛行機事故により38歳で命を落としました。彼が亡くなったのは現役中だったにもかかわらず、その翌年、5年を待たずして速やかに殿堂入りを果たしています」

 肝心の大谷については、

「今のままプレーを続けていき、ドジャースとの10年契約を無事満了できれば、おのずと通常通り殿堂入りすることになるでしょう」(同)

 そう前置きしながらも、続けて、

「私の見立てだと、今季が終わった時点ではまだ特例で選出されるレベルには至っていないと思います。ただし今季MVPを獲得した後、さらにもう1~2度これを重ねることができれば、所定の条件を満たさずとも殿堂入りを果たす可能性が出てくるでしょう。そのためにも来季、二刀流で新境地を切り開いてほしいと思っています」(同)

 一から十まで規格外の男は、ここでも想像を絶するスケールを見せつけてくれるかもしれないのだ。

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週刊新潮 2024年11月14日号掲載

特集「世界一『大谷翔平』4つの重大情報」より

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