「今井絵理子氏」「生稲晃子氏」元アイドル2人の政務官起用に批判が殺到…”不倫”“フランス研修”や“旧統一協会問題”は問題視されなかったのか

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「『これから勉強します』って言った人」

 一方の生稲氏は2022年7月に行われた参院選に関連し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設を当時経済産業相だった萩生田光一氏と共に訪れていたことが後に判明。厳しい批判が殺到したことは言うまでもない。

「本来、自民党の支持層は“政治と宗教の問題”には敏感で、創価学会を支持母体とする公明党との連立政権は『本当なら解消してほしい』が本音です。1993年、非自民・非共産連立政権が誕生すると、公明党は与党、自民党は野党になりました。その際に自民党は公明党のネガティブキャンペーンに踏み切り、党員や支持層が喝采を送った歴史もあります。選挙に弱い自民党の国会議員は統一教会の組織力に頼らざるを得ない状況があったわけですが、それを苦々しく見ていた党員や支持層も決して少なくないのです」(同・記者)

 Xの投稿も、やはり統一教会との関係を問題視する意見が多い。

《生稲さんて統一教会に萩生田さんと一緒に挨拶に行った生稲さんですかね?外交て何か実績ありましたっけ?》

《生稲って旧統一教会の人に挨拶に行かされて当選して、記者に政治家としての豊富を聞かれて「これから勉強します」って言った人だよね》

自分で自分の首を絞めた石破首相

「今回の衆院選では無党派層に加えて自民支持層のうち保守派の票が日本保守党に流れ、同党の躍進に寄与したのではないかと指摘されました。独自の世論調査を行うJX通信社の米重克洋氏は4月、衆院東京15区補欠選挙の投票行動を分析し、政治不信が加速すると日本保守党には“追い風”となる可能性を指摘しました(註2)。その分析が正しかったことは衆院選の結果が証明したわけですが、今井氏と生稲氏の起用も自民党不信、政治不信を加速させるのは間違いありません。石破茂首相は今回の政務官人事で、自分で自分の首を絞めたと言えます」(同・記者)

註1:政務官に元アイドルの今井絵理子氏と生稲晃子氏 石破内閣 選択肢が狭い人選(テレ朝news:11月14日)

註2:データで見る日本保守党の「善戦」― どんな人が投票したのか、独自調査で分析する(YAHOO!ニュース:4月30日)

デイリー新潮編集部

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