テスラだけではない! トランプ2.0で恩恵を受ける企業の「実名」を米国株のプロが伝授

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来年末のS&P500は何ドルに?

「トランプトレード」で米国株は急速な上昇を見せていますが、企業業績については来年、再来年と2桁の成長が予想されています。しかも、それはトランプ氏当選前の予想値で、米国企業が実際に減税の恩恵を受けるのはこれからのことです。

 短期的な上がり過ぎにより、目先の米国株の調整が起きたとしても、それも自然なことだと思います。来年から始まる二期目のトランプ政権の道のりはスムーズなものではなく、今の状況は嵐の前の静けさかもしれません。

 ただ、トランプ政権の目的は、アメリカ経済をより強くすることです。トランプ氏が乱暴な政治手法をとったとしても、それは最終的に米国の利益のためになるはずです。

 来年の株式相場は一直線であがるものではないものの、米国経済は堅調といった好ファンダメンタルズのサポートもあり、来年末のS&P500は7000ドルを目指す展開となると考えています。

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 この記事の前編では、トランプ勝利で米国株が急騰した理由や、前回政権時とは異なりGAFAMのCEOたちが競い合うようにトランプ氏に「祝電」を送った背景について、同じくマネックス証券の岡元兵八郎氏による解説をお伝えしている。

岡元兵八郎
マネックス証券の専門役員。専門である外国株のチーフ・外国株コンサルタントのほか、マネックス・ユニバーシティ投資教育機関のシニアフェローも務める。元Citigroup/米ソロモンブラザーズ証券のマネージング・ディレクター。外国株に30年以上携わるプロフェッショナルで、関わった海外の株式市場は世界54カ国を数える。海外訪問国は80カ国を超える。米国株はもちろんのこと、新興国の株式事情にも精通している。ニックネームは「ハッチ」。Xアカウント名 @heihachiro888

デイリー新潮編集部

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