千葉真一の旧自宅で事務所社長が“謎の自死” 千葉の実姉は絶句、知人も「不思議としかいいようがない」

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エム社をめぐる“異変”

 A氏は一昨年9月、関係会社の口座から無断でお金を引き出したとして、同じく千葉のマネージャーだったB氏から提訴されていた。

「裁判は頭痛の種ではあったものの、本人は事実無根を主張して闘う気は満々だった。裁判は継続中で、事態が急変したわけでもない。持病に関しても、周囲には“透析って、みんなが思うほど大変じゃないんだよ”といつも言っていた」(前出・後援会関係者)

 そんな中、関係者の間で話題となっているのが、エム社をめぐる“異変”だという。

 同社の登記簿を確認すると、A氏は今年5月、同社の代表取締役を辞任(同じ日に真剣佑も取締役を辞任)。ところが3カ月後の8月、再びA氏は代表に就くも、2人いた取締役はそろって辞任した。

 つまり8月以降、エム社はA氏一人が籍を置く“個人会社”に変貌を遂げただけでなく、9月末には本店所在地が都内から亡くなった君津の自宅住所へ変更されていた。

お金をめぐる問題の責任を取る形に

 千葉家と30年近く交流のあった知人は言う。

「君津の家は千葉さん名義でなく、千葉家の関係者が所有する物件のため、いまもAさんなどが出入りできた。実は辞任した取締役の一人から、今年に入り“(エム社に)国税が入った”との話を聞いていました。その真偽はともかく、お金を巡る問題がエム社には存在していたようで、その責任や対処は夏以降、Aさん一人で取る形になっていたようです」

 A氏に代わって3カ月だけ同社代表に就いた前社長に、交代の理由や国税調査の件などについて事実確認を求めたが、

「私の口からは言えない」

 と繰り返すのみ。

 前出の岡崎氏がこう言葉を絞り出す。

「Aがいなくなって本当に寂しい。いろんなものを一人で背負わされたように感じられ、言葉もありません」

 千葉のことを「父のように敬愛していた」(前出の知人)というA氏。亡くなったアトリエは、その千葉が自宅の中で最も多くの時間を過ごした場所だったという。

週刊新潮 2024年11月14日号掲載

ワイド特集「ケセラセラ」より

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