オフに大谷翔平が失うかもしれない「無二の盟友」 大谷へのダメージとは
一塁ベースコーチがチームを去る
10月30日にワールドシリーズを制したドジャース。大谷翔平(30)はアクシデントを乗り越えメジャー7年目で世界一を引き寄せた。来季の“二刀流復活”を見据えた「重大情報」をお届けする。
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今季、54本塁打59盗塁という金字塔を打ち立てた大谷にとって、平静を保つのが難しそうな“人事”が進みつつあるのだ。
「今季の盗塁失敗はわずか四つで、成功率は実に93.7%。昨季は26回トライして成功は20回。エンゼルス時代の6年間では72.3%とMLBの平均以下でしたから、驚異的な進歩を遂げたことになります」
とは、メジャー研究家の友成那智氏である。
「この59盗塁を達成できたのは、一塁ベースコーチのクレイトン・マッカローのおかげだといえます。相手投手の癖を読むのに秀でた盗塁指導の専門家なのですが、彼は今オフ、マーリンズの監督に就任しました」(同)
「痛恨の頭脳流出」
大谷が出塁した時、一塁ベース上でコーチとヘルメットをぶつけ合う「ヘッドバンプ」は、もはやおなじみの光景となっている。メジャー担当記者によると、
「マーリンズも同じナ・リーグで、地区が異なるとはいえ年間で最低6試合は対戦します」
その上で、こう危惧するのだ。
「ドジャースが来季、他の追随を許さない強さで独走する事態になれば、ライバル球団同士で恣意的にドジャースの情報を共有、つまり“共同戦線”を張るといったケースも、メジャーでは起こり得ます。大谷をはじめ、“常勝軍団”を目指すドジャースにとってマッカローの移籍は、痛恨の頭脳流出となるでしょう」(同)
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