「金」よりずっと安いのに いま「銀」が急高騰しているワケ

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 インフレを懸念してなのか、金が高値を更新し続けている。直近の価格は1グラムで1万4580円(11月11日)。そんなに高くては手が出ないと嘆いている人には「銀」がある。価格は1グラム約173円と、金よりも2桁安いが、ここ2年ほどは、金と連動するように上昇を続けてきた。

 日本貴金属マーケット協会代表理事の池水雄一氏が言う。

「銀が金と似たような動きをするのは、昔から宝飾や通貨に使われる“貴金属”と見なされてきたからです。同じ重さで金価格と銀価格を比べた“金銀比価”という指標があり、いまは大体1対80ですが、この比率が大きくなれば金高銀安。...

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