「元警官の父から半殺しの目に」「母親は異常行動を知っていた」 女児連続殺傷・勝田州彦容疑者を作った家庭環境

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十指に余る余罪

 二つの未解決事件が、一気に急展開をみせた。別件で服役中の男が18年前の殺人未遂事件を自供して逮捕され、さらには17年前の殺人も認めたのである。勝田州彦(くにひこ)容疑者、45歳。異常性はすでに少年時代から見られていたが、背景には元警察官の父が支配していた家庭環境も――。

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 岡山県津山市で2004年9月、小学3年生の女児を刺殺した勝田容疑者は、昨年9月に無期懲役が確定して服役中で、新たな殺人未遂容疑で逮捕されたのは、今月7日のことだった。...

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