豊田真由子氏&杉田水脈氏に仕えた「40歳元秘書」のお相手は? 付き合って3カ月で入籍した「28歳さわやか夫」との結婚秘話
「じゃ結婚しよっか?」
転機は今年6月30日。繊維用大麻の収穫目前の頃、彩さんは、プロジェクトに参画する企業の役員で、兄と慕う岡沼隆志さん(57)と食事することに。岡沼さんが「安味くん、呼んでいい?」と口にした一言が二人の運命を転がし始める。
三人で午後5時に伊勢市駅前の居酒屋へ。彩さんは東京に帰るため2時間後の電車に乗る予定だったが……。
「聞いてほしいことがあるんですけど」と切り出した友一郎さん。大麻栽培にまつわる共通の悩みを抱えていると知って盛り上がる中、彼がいきなり「付き合ってもらえますか?」。彩さんも間髪を入れず「はい」。びっくりしたのは岡沼さんだ。「いきなり何? まじか~お前ら!?」。二人はさらに盛り上がった。「私でいいの?」「オレでいいんですか?」「いいよ、じゃ結婚しよっか?」と言い合った。
この言葉に岡沼さんが泣き出して椅子から転げ落ちるほど大歓喜。彩さんも電車の予定時刻を過ぎたのは言わずもがな、気が付けば8時間が過ぎていた。
3カ月で入籍
翌朝、二日酔いのまま始発で東京へ向かった彩さん。昨夜の言葉の真意を確かめようと思ったが、まだ連絡先を知らないことにがくぜん。岡沼さんに連絡先を聞き、ショートメールでやり取りした。彼から「最終確認いい? 本当に付き合ってくれますか」と問われ、「喜んで」と応じたのだった。
夏場には、近くの宮川や一之瀬川の清流へ体を冷やしに行くデート。朝は4時起きで畑作業。火照った体を川で冷やし、夜になれば星を見る。そんな生活サイクルに「今までの自分には戻れない。ここで暮らしたい」と考えた彩さん。東京からの通い婚状態を続けた後、9月13日に入籍した。
友一郎さんは「この人といなかったらどうなっているのか。自分の経験を基に話してくれる人生の先輩でもある。人として成長できるし、尊敬できる」と彩さんへの愛を語る。彩さんも「夫婦で大麻栽培に取り組んでいることは、5年後のさらなる法改正に向けて一つ大きな説得力にもなるので、これまでとは違う形で日本の麻産業の発展に貢献していきたいし、自然と戯れて暮らしたい」。
麻で固く結ばれた絆は、どこまでも力強い。