「心情描写が足りないのにイベント模様は無駄に長尺」 橋本環奈「おむすび」が“ハズレ朝ドラ”な理由
1990年代のギャルは大人や世間が押し付けてくる「女らしさ」を蹴散らかし、自分たちの「カワイイ」を追求する独自の文化と言語を生み出した。革命的だった。派手なメイクは馬鹿で助平な男を避ける盾、長いネイルは口うるさいおばさんを黙らせる剣で、自分らしさや個性を守るための武装だったと記憶している。
なので、ギャルが主人公と聞いて、主役の橋本環奈がギャル武装し、世間の不寛容と戦うのね、と勝手に妄想していた。まったく違った。時代も違った。ハズレ朝ドラ「おむすび」の話だ。...