地上波には呼ばれないけど「唐田えりか」が“完全復活”の理由 演技力が再評価され「カンヌ監督」の次作映画に出演決定

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売れ始めた矢先に

 そもそも唐田は2018年に公開された映画「寝ても覚めても」でヒロイン・朝子役に抜擢。同作はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。さらに、サンセバスチャン国際映画祭やトロント国際映画祭などにも出品され、それらの映画祭に参加したことで女優として目覚めたという。

「海外での評価が高いのです。ところが、売れてきた矢先に東出昌大との不倫が『週刊文春』に報じられ、猛烈なバッシングを受けることになりました。出演していた連ドラも降板しましたが、東出が離婚したことで彼女へのバッシングはさらに強まり、1年半にわたって芸能活動を休止することになりました」

 22年11月26日公開の映画「の方へ、流れる」で3年ぶりに主演を果たし、映画を中心に女優活動を再開した。

「所属事務所は、スケジュールさえ合えば来た仕事は全てやらせる感じのようです。唐田の復活に向け、社長が自ら現場に来たり営業をしたりしています。ギャラも言い値で受けているようです。それでも地上波のテレビからはなかなかお呼びがかからない。それがコンプライアンスにうるさくなった日本のテレビ界の現状です」

「極悪女王」の配信がスタートした9月には、映画「ナミビアの砂漠」も公開された。

「主演は人気急上昇中の河合優実 で、メガホンを取ったのはこれが初の長編作品となる山中瑶子 監督です。カンヌ国際映画祭の監督週間で国際映画批評家連盟賞を受賞し、新人監督のデビュー作としては異例のロングラン上映が続いています」

 唐田を起用すると国際映画祭と縁ができるのだろうか。

新作はカンヌ受賞監督

「どうなんでしょうね。11月16日には都内の映画館で山中監督と唐田のトークショーが行われるようです。ちなみに、彼女はすでに別の映画の撮影に臨んでいます。深田晃司 監督の『恋愛裁判』という作品です」

 深田監督は16年公開の「淵に立つ」でカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で審査員賞を受賞している。

「『淵に立つ』に唐田が出演したわけではありませんが、深田監督の最新作となる『恋愛裁判』は来年夏以降の公開で、海外公開も視野に入れているようです。彼女はアイドルのマネージャー役だそうで、自分のマネージャーの動きなどを見て勉強しているそうです」

「極悪女王」では10キロ増量して長与千種になりきっていた。今回はマネージャーか。

「彼女の演技は憑依型と言われることも少なくありません。どこまでなりきっているのか楽しみです。地上波からお呼びがかからなければ、先に海外で認められてしまえばいいんですよ。そうなればテレビだって従うでしょう。東出のほうは再婚して幸せになっているのに、彼女だけが未だに十字架を背負わされる必要はないのですから」

デイリー新潮編集部

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