受刑者の「不服申し立て」には高い壁…刑務官が“昇進”と“保身”ばかりに精を出す「塀の中」の知られざる現実
第1回【受刑者を「さん付け」で“刑務所”は本当に処遇改善できるのか 刑務官がストレスを募らせる理由「1年も経たずに辞めていく新米刑務官も結構います」】からの続き──。2006年に「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律(刑事収容施設法)」が施行された。こうして明治時代から100年間も続いた監獄法はようやく廃止となった。(全2回の第2回)【藤原良/作家・ノンフィクションライター】
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刑事収容施設法の施行によって、大きく改善されたのは以下の3点だ。...