「『神田川』という曲を背負い、苦しい思いも」 南こうせつが明かす名曲秘話 「ずっと歌詞の意味を勘違いしていた」

エンタメ

  • ブックマーク

20代にして東京を離れ……

 貴方はもう忘れたかしら――。昭和を代表する名曲「神田川」の誕生から50年余り。今なお現役の最前線で歌い続けるフォークシンガー・南こうせつが、この半世紀で求めてきたものとは何なのか。音楽活動、田舎暮らし、そして健康の秘訣(ひけつ)まで、75歳を迎えた本人が語り尽くした。【前後編の前編】

 ***

 朝起きて窓を開けると、四季折々の風、海の光がパーッと部屋に入ってきてね。畑の野菜と、すぐそこで取れたばかりの魚で食卓を囲み、夜になったら月を見ながら白ワインを一杯。...

つづきを読む