どんな名作にも監督には著作権がない!? 再上映が話題「映画監督って何だ!」で200人の映画監督が訴えたこと
映画監督は作品の「著作者」
現在、東京・杉並の名画座「ラピュタ阿佐ヶ谷」で、〈“時代と切り結ぶ”映画作家たち&「映画監督って何だ!」〉と題する特集上映がつづいている(11月23日まで)。〈日本映画監督協会プレゼンツ〉と銘打たれており、同協会がセレクトした日本映画の名作が続々上映される、映画ファン垂涎の企画である。これからも、『仁義の墓場』(深作欣二監督、1975)、『女囚701号 さそり』(伊藤俊也監督、1972)など、名作が控えているのだが、そのなかに、不思議な作品がある。...